沖縄珍道中記録

 

2016年11月21日~26日まで沖縄旅行に行ってきました。沖縄本島を急ぎ足で縦断

 

沖縄の交通

気ままに旅行をしたいと思い、公共バスを利用したのですが、移動の時間と交通費がやたらとかかりました。バスは時刻どおりでない事もある(バスの運転手さんが親切で、乗り遅れそうな人を待っていてくれたり、道をたずねると応えてくれる)ので、予定をギッチリにしておくと、予定通りには行きません。また、バス停から観光地まで距離があったり荷物が多い場合は移動が困難なこともあります。こんな時は定額乗り放題の観光タクシーを利用すると良いかもしれません。

 

沖縄でのコインロッカー利用

都内では駅のコインロッカーなどは3日間くらい利用できる所が多いですが、沖縄では場所にもよりますが、当日利用のみで日をまたいだロッカーの利用が出来なかったりします。名護バスターミナルなもそのひとつです。何日か観光地を回って、バス停に戻ってロッカーの荷物を取り出す事は出来ないので注意が必要です。

 

 

1日目

出発直前まで徹夜して観光地の資料をプリントアウトし、現地で着るためのTシャツなどを作っていました。それがたたってなのか、後で大変な目に会ったのですが、旅行前にはちゃんと睡眠を摂った方が良いです。

 

出発

ヒールで空港まで行ったら、途中でトランクに引っかかって転びました。電車の中は混雑していますし、普段持ち慣れないトランクなどの荷物がある時は、スニーカーがお勧めです。

 

空港の搭乗手続き

何度もひっかかりました。ゲートでヒールの靴が金属探知機にひっかかり、手荷物検査では工作用のはさみがスキャンにひっかかり、ゴキジェットが持ち込めなかったりと、、、靴を脱いでゲートを通り直し、はさみを預け所に預けに行き、ゴキジェットを捨ててもらったりして、2時間前に着いたにも関わらずギリギリに搭乗手続きが終わりました。ナイフは刃渡り6cm、はさみは刃渡り8cm以上で正当な理由なく所持していた場合は銃刀法違反や軽犯罪法違反になりますから、旅行にさえ行けなくなる可能性もあると思います。鉛筆を削ったり、紙を切るための道具でも、空港を利用する際には、あらかじめ機内に持ち込めるものと持ち込めない物、トランクに入れられるものと入れられない物とを調べておき、何かあった時のために1時間~2時間前までに空港に行って早めに搭乗手続きを済ませると良いと思います。

 

夜、沖縄の那覇に到着。ホテルの部屋に荷物を置いてから、近くの居酒屋で食事をしました。居酒屋店内の造りは古風で、祭りの宣伝用ポスターが貼ってあったりと沖縄ならではの風情が有りました。311以降、東京では食べるのに抵抗があった魚介類の刺身なども思い切り食べられ、サービスで出してくれた料理もあって大満足でした。食事を終えてホテルに戻り、明日からの仕度をして早めに就寝しました。

2日目

始発のバスで名護方面に向かいました。

東京ではバスの時間は正確な事が多いのですが、沖縄ではそうではないようです。バスの運転手さんが親切で乗り遅れそうな人を待っていてくれたり、道をたずねると応えてくれたりするため到着が遅れがちです。名護十字路に到着し、バス停を探し(迷った)たどり着いた時には次に乗り継ぐ予定だったバスがすでに出発してしまった後でした。次のバスが来るまでに1時間以上とか、随分時間が開いていたので、名護市営市場内の洋菓子店「なかむら製菓」さんで紅芋タルトなどを買い、バス停のベンチに座って食べながらのんびり待ちました。その時に食べた紅芋タルトがとても美味しかったので、東京に戻る際にもお土産としても買っておけば良かったです。

帰仁城跡(なきじんじょうあと)

 世界遺産に登録されています。昔、ノロ(祝女、巫女)が住んでいて、自然崇拝と先祖崇拝の祈りの場としても使われていたらしく、現地の人々の精神的な拠り所として存在していたようです。施設内には古い石造りの建物の断片、城壁、化石などが点在しています。奥に上って行くと、ヤンバルの森が一望できる見晴らしの良い場所があります。入り口付近には資料館があり、中国との貿易があった頃の文化財の展示なども見ることができます。

今帰仁城のふもとにあるカキ氷店。黒蜜カキ氷を食べました。バス停から大荷物を背負って歩いて来たのでカキ氷がとても美味しかった。ふもとにコインロッカーがあるので、荷物を預け軽装で見学できました。

11月後半にも関わらず、蝶が飛んでいました。南国の雰囲気

ミドリナカボソタマムシ 小さな玉虫。地元の人によると、こういう色の鳥が近くを飛んでいることもあるそう。カワセミかな?

海洋博公園

海洋博公園入り口のパイナップルの木、南国の雰囲気です。

 

海洋博公園内 美ら海水族館

 

巨大水槽内、ジンベイザメの餌やり。ジンベイザメは迫力があります。

 

こうやって、いつも頭部にコバンザメがくっついているんですね。

 

海洋博公園を出た後、名護市内にあるカラオケ店「まねきねこ」で沖縄の歌を熱唱し、近くのネットカフェで1泊しました。

3日目

 

 辺野古

 

朝早くからバスに乗り、絶滅危惧種のジュゴンが生息するという辺野古の海へ行きました。穏やかな水面が朝日に照らされキラキラ光り輝き美しい景観でした。陸からは海の中を覗く事はできませんが、辺野古の海は独特の海流によってサンゴや海草藻場が育ち、海草を餌にしている絶滅危惧種の海棲ほ乳類、ジュゴンやウミガメなどの多くの生きものがくらす豊かな生態系が維持されているといわれています。辺野古は沖縄の海の中でも貴重な場所だと言えそうです。

 

近くに民家を改築して作ったような飲食店があったので、そこでお弁当を買いました。サービスにおにぎり2つ、何も言わずにつけてくれたりして、やさしい家庭料理の味に癒されました。特にポーク卵が美味しかった。

 

午後からはバスでヤンバルクイナのいる沖縄北部へ向かいました。

 

国頭村

国頭村 村営バス

 

ヤンバルクイナの絵がペイントされているワゴン車。気持ちが高ぶります。1日に数本しか出ていないので、乗り遅れないよう、時間には充分配慮する必要があります。当日は、他に乗客が居なかったので、タクシー感覚で運転手さんに宿泊所の名前を伝えたところ(バス停名ではなく)、似た名前の別の宿泊所前で降りる事になってしまいました。運転手さんには目的のバス停名をはっきりと伝えましょう。

 

暗闇

沖縄北部の楚洲などでは街頭が少なく、日が暮れ始めてから暗くなるのが早いです。私が現地に到着した時は、まだ日が出ていたので気楽に歩いていたのですが、道に迷っている間に、あっという間に真っ暗になりました。宿泊所への道は分からないし、小雨が降り出すし、ハブが出るとも聞いていたので焦りました。携帯のナビを頼りに暗闇の中をハブや正体不明の動物の物音に怯えながら歩き、ところどころで側溝の溝に落ちたりしながら、やっと民宿まで辿り着きました。暗闇で道に迷うと大変なので、早めの到着が理想です。

 

民宿

楚洲(そす)の民宿「朝日家旅の宿」で1泊。ネットで見るよりもずっと広い部屋、2人用の部屋なのに、雑魚寝なら8人くらいは泊まれそう。宿泊費も安い、自炊道具が揃っている。内装や家具の一つ一つがこだわりのある丁寧な手作りで、オレンジやベージュ、茶色など温かみのある色調に統一されている。布団はフカフカ、備え付けの布団やタオルなどは使うのがもったいないと思ってしまうくらい。大きな窓からは海から登ってくる朝日が見え、夜はトカゲが張り付き、ヤンバルクイナの鳴き声が聞こえる。大自然の中にいる贅沢を堪能することが出来る、とても素敵なお宿です。すぐ隣に手作りカフェがあり、そこでは無添加にこだわった料理も楽しめるそう。

4日目

国頭村 楚洲

民宿から数分のところにある路上の標識。絶滅危惧種であるヤンバルクイナの出現頻度が高いため、ここを通る車のドライバーに向かって注意を促している

残念ながら、この路上でヤンバルクイナを見ることはできませんでしたが、明け方ちかく、民宿の下の方から、ヤンバルクイナ独特の「キョキョキョー」と言う甲高い鳴き声が聞こえました。窓ガラスにはトカゲが張り付いていたりして、とても楽しいお宿でした。

民宿前の海岸。明け方、窓からこのような風景が見られました。サンゴや貝殻がゴロゴロしていて野性味のある海岸です。海岸に出てみると、ゴミを拾っているおじいさん、おばあさんがいました。島の人達は環境美化に熱心です。観光に行ったら、ゴミを捨てないようにしたいですね。

お宿から徒歩数分の海岸。明け方だったので人が少なく、まるで無人島の海岸のよう。

赤腹イモリ 森の入り口で見つけました。一歩足を踏み入れるごとに、足元から数匹の赤腹イモリが逃げるという状況で、ヤンバルの自然の豊かさを実感しました。

朝日家スタッフの方々はとても親切で、国頭村の安田まで車で送ってくださいました。(大荷物を背負い、山道を何キロも歩こうとしていた)

国頭村 安田 クイナふれあいパーク

ヤンバルクイナのキョンキョン。メス。丸っこくって可愛い。

クイナふれあいパーク内の売店には、Tシャツ、絵葉書などのグッズ販売、アイスの販売があり、隣には食堂もありました。私が行った日は食堂が休みだったので、売店でターンム(田芋)を使ったアイスを食べました。ターンムは沖縄の人でもお正月やお祝い事の時にしか食べる事がないという高級食材で、これを使ったアイスは食感に粘りがあり、とても美味しいです。素敵な絵葉書も数枚買いました。

 

クイナふれあいパークを出てから、バスで那覇市のホテルに戻りました。朝は暗いうちからヤンバルクイナの散策に行ったので、那覇に着くまでの間、バスの中では殆ど爆睡していました。

5日目

那覇のホテルで1泊

 

糸満市の平和祈念公園、ひめゆりの塔、資料館に行きました。資料館では落ち着いて手記に目を通すことが出来なかったので、帰宅後、資料館のガイドブックを購入し、全ての手記に目を通しました。資料館の展示では沖縄戦の悲惨さと共に「人間はどう生きるべきなのか」という根源的な事を考えさせられました。

ひめゆりの塔バス停前で見た夕暮れ

観光の後、国際通りでお土産を買い、食事を済ませてホテルに戻りました。お土産に選んだのは菓子類、うるま市のサンゴ塩、サンピン茶などです。

 

東京に戻ってから、どうしても辺野古で食べたポーク卵が忘れられずにいたところ、東京で沖縄のイベントがあったので、出店でポーク缶を買い、ネットで作り方を検索して自分で作ってみたのですが、自分が作ったものとは思えないくらい美味しく出来上がり、沖縄から東京に戻る際にポーク缶を大量に買っておけばよかったと思いました。

6日目

朝早くから飛行場に向かいました。ネットに沖縄の写真などを投稿していたら、睡眠時間が1時間半くらいになっており、機内では殆ど爆睡していて、気づいたら東京に着いていました。

今回の旅行では沢山見たいものがあり、あちこち回ったことや、交通手段に公営バスを使ったこともあり、移動時間がやたらとかかって肝心の観光に割り当てる時間が少なくなってしまいました。せっかく旅行に行ったのですから時間は有効に使いたいものです。今回の旅行は最初から終わりまで珍道中と言えるもので、沖縄の現地の人の優しさ、助けがなければ出来ない旅でした。